きららの石マザーソルト

2021/06/21 12:04

日頃の食事で  " 油  " をひかえている方がおられます。


" 油  " と言っても様々な種類がありますが
  "どんな油 " が  " なぜ " 身体に良くないかを解説します。

一般的に悪者にされがちな  "油 " ですが
「脂質」は「たんぱく質」と「糖質」にならぶ3大栄養素の1つです!
これがどうして悪者に?

まず、油の種類ですが大きく2つに分かれます。
①不飽和脂肪酸 
・不飽和脂肪酸は常温で液体
・青魚のDHA・EPAもこれ
・植物性の油が多い

②飽和脂肪酸(バター・ラード・ココナッツオイル・パーム油・牛肉)
・常温で固まりやすい
・動物性の油が多い
・炭素の二重結合がない
・摂り過ぎると悪玉コレステロールが増加し生活習慣病の原因になる。

( ① )の不飽和脂肪酸ですが、

さらに3種類に分類されます

・オメガ3系・・αーリノレン酸、DHA、EPAなど(エゴマ油・アマニ油など)

・オメガ6系・・リノール酸、アラキドン酸など(大豆油・なたね油・コーン油・紅花油・ごま油など)

・オメガ9系・・オレイン酸、パルミトレイン酸など(米油・オリーブオイル・マカデミアナッツオイル・アボガドオイル)


さらにもう1つトランス脂肪酸も不飽和脂肪酸になりますが   " 天然由来とそうでないもの・・2種類  "があります。

ひとつは牛や羊の胃の中の微生物の働きによってトランス脂肪酸が作られます。なのでその牛肉や牛乳を食することで

僅かに摂取してしまいます・・これはやむを得ないですねこれが天然由来のパターンです。


最も気をつけたい油は  "  天然ではない  " トランス脂肪酸です。

主にマーガリン・ショートニング・ファストスプレットなどです。

高温で何度も調理をすると油の劣化により品質が一定に保ちにくい、また劣化した油は特有の臭いも発生するその為、

水素を添加し油の構造を一定に保ちやすくするために出来た油です。


クッキーやドーナツなどにも使われていてサクサク感を出すためにも使われます。

トランス脂肪酸を完全にゼロにすることは不可能ですが、食パンのマーガリンだけはもうやめませんか・・・。



身体によい油とは・・

・エゴマ油・アマニ油・・・・
アレルギー抑制、認知症予防、コレステロール減少効果により高血圧や糖尿病の予防に効果的

・米油・・・・・・悪玉コレステロールを下げる働き
・オリーブオイル・・悪玉コレステロールを下げる働き

・マカデミアナッツオイル・・パルミトレイン酸の効果で脳卒中や糖尿病の予防に効果的



大切なのは種類のバランス!

現代人はオメガ6、オメガ9、飽和脂肪酸は十分摂っています。
なのでオメガ3系を摂ることでバランスを保つことが出来ます。

理想的な摂取量は、オメガ6 : オメガ3
             2      :       1 

これが理想! あくまで理想です(^_^;


油の製造方法・・

大きくわけて "圧搾法" と "溶剤抽出法" があります。

抽出法とは・・有機溶剤を使って抽出し原料に含まれる油を全て抽出する方法。

圧搾法とは・・原料に物理的に圧力をかけて油を搾り取る方法。


スーパーに陳列されている商品で、"  圧搾一番搾り " などと書かれたものが圧搾法ですが、ほとんどの油は有機溶剤を使った抽出法で作られてものが多いでしょう。


原材料が同じでもどんな製法で作られた油かを知ることも大事な要素です。



また現代人の過剰摂取の油は, 飽和脂肪酸(パーム油)とオメガ6系です。


天ぷら、唐揚げ、たこ焼き、ラーメン、炒める油、スーパーの総菜、インスタント食品、スナック菓子・・

ごく普通に食生活をしていると誰でも過剰摂取してしまいますね(^_^;



今日から俺はわるい油控えるぞ~~!!!といっても3食全てとなるととても難しいし結局長続きしません(^_^;


週末に家族での外食は・・OK! 

会社の昼食はコンビニでも・・OK! 

しかし、、

自宅で食べる夕飯は安全な油を使うなど、食生活に無理のないバランスを取り入れてみてはいかがでしょうか。